今更テーロス事前評価(pauper目線)緑編

「緑編」です!

f:id:hosei_ravine:20200121134908j:image

まずは【大食のテュポーン】は2緑緑4/4の生物です。4/4/4という基本スタッツでありながら脱出5緑緑3枚と脱出時に+1カウンターを3つある能力があり墓地から7/7で戻ってこれます。

これまでも緑には「M20」の【シルバーバックの巫師】や「モダンホライゾン」の【掘削するナーリッド】のようなETBや死亡時に1ドローする事でアド損を軽減するカードはありましたが純粋に墓地から戻ってくるのは初めてと言って良いでしょう(例外的に黒には手札に戻るスケルトンがいますが1/1/2で起動に3マナかかります)マナレシオも悪くないので中盤から終盤にかけて脅威であり続けられます。

欠点としてはトランプルなどが無い為に延々とチャンプブロックされてしまう事でしょうか・・・とはいえ緑に新たなフィニッシャーが来たと言って差し支えないでしょう。

 

 

f:id:hosei_ravine:20200121134928j:image

【ハイラックス塔の斥候】は2緑3/3の生物でETB能力としてクリーチャーを1体アンタップできます。こういった擬似警戒付与で基本スタッツを維持してる点は評価できます。能力それ自体もタップでコピーを生成する能力と無限コンボを起こすことができる為パウパーを飛び越えてモダンなどでのコンボの中核を担えるかもしれません。

f:id:hosei_ravine:20200121221842j:image

【イリーシアの女像樹】は1緑1/1の生物でクリーチャータイプは「植物」、かつてテーロスにいた【森の女人像】を彷彿とさせるクリーチャーです。効果は好きな色のマナを加える能力、さらにパワー4以上が味方にいるなら追加の1マナを得ます。先ほどのテュポーンの様に中盤以降の生物はパワー4以上が基本ですので概ね2マナを出せるといって過言ではありません。序盤のマナ加速にはパウパーでは【楽園の拡散】や【ラノワールのエルフ】など1マナが基本でしたが2マナ出るなら話は別かも知れませんね。

 

 

f:id:hosei_ravine:20200121221858j:image

【サテッサ式訓練】は1緑のエンチャントオーラでカードを1枚引き、+1/+0修正とトランプルを与えます。まさしく調整板の【怨恨】といえる存在で、例えば「呪禁オーラ」では除去された際に手札に戻る【怨恨】よりもそもそもドローに変換できるこちらの方が効果があるかもしれません。一方で【怨恨】と違って1マナではない(当然といえば当然ですが)点はマナ基盤の厳しい「呪禁オーラ」ではマイナスポイントです。

 

f:id:hosei_ravine:20200121221925j:image

【戦茨の恩恵】は1緑のエンチャントオーラで格闘除去と+0/+2修正を与えます。いわゆる格闘除去ではこれまでは「呪禁オーラ」での【活力のカルトーシュ】が主流でしたが1マナ低いという点は評価に値するでしょう。また呪禁オーラはそもそも【祖先の仮面】などで爆発的にパワーを上げる為、パワーに修正がない事はそれほど問題でもありません(多分)。より小粒を除去しやすいカードではないでしょうか。

f:id:hosei_ravine:20200121221945j:image

最後はお告げサイクルから【狩猟の神のお告げ】です。2緑のエンチャントで瞬速、デッキから基本土地をタップインできます。3マナ以上のマナ加速は元々【ニッサの巡礼】などの【耕作】系カードが主流でしたがこのカードはそれらと比べると持って来る枚数が少ない(お告げはタップインする土地1枚のみ、耕作なら1枚タップイン、もう1枚を手札に加えられる。)為マイナスポイントが大きいです。一方で瞬速である事、占術がついている事は評価点であり過剰マナの扱いという点では勝っているといえます。

 

以上が「緑編」でした!

個人的には【大食のテュポーン】がトップですかね、やはり使い回せるフィニッシャー枠というのは(しかも7/7)というのはなかなか脅威だと思います。