なぜ遊戯王サークルのブログにマジックの記事が掲載されるのか

どうも、月曜担当のさいとぅーです

さて、マジックの公式ページに殿堂入りプロプレイヤーの八十岡翔太さんのインタビュー記事が掲載されました

そこで話されていることはマジックに関することですが、遊戯王など他のカードゲームにも応用できると思ったので引用して紹介します

引用元:http://mtg-jp.com/reading/special/0015807/

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(前略)

――そこを掘り下げていきたいんです。まずは「直前にデッキを組んだ」から。本当に前日や当日朝など直前にデッキを組んでいるんですか?

八十岡「それは本当。実際にそのタイミングで組んでることは多いよ。」

――どうやってそんなに短時間でデッキを組めるんですか?

八十岡「脳内のデッキテンプレートから作る。」

――......脳内? デッキテンプレート?

(中略)

八十岡「例えばビートダウンデッキは、時代は違ってもマナ域や除去の枚数に共通点があるし、それは青黒コントロールも同じ。固定のカードじゃなくて、カードの種類でテンプレートを作るんだよ。」

(中略)

――では、「練習してない」についてはどうですか?

八十岡「うーん、練習してないっていうと語弊があるのかな。マジックに関しても基本的には楽しいからやってるわけだし、『練習する』みたいな意識があんまりないよね。でも、一般的にいう『自分のデッキを回して調整して、また回して』みたいな練習はほとんどしないね。一番の練習は、グランプリに出ることだね。」

――どうしてですか?

八十岡「当たる相手は時によって違うし、グランプリかプロツアーかでも違うし、一定の相手とずっとやるようなこともないし。事前に決めた通りにゲームが進められるわけでもないし、相手のサイドボードから入ってくるカードも違ったりするし。特定の相手と対戦して、事前にいろいろ決めて、みたいな練習だと、応用が効かないんだよね。」

――確かに八十岡さんは、サイドボードの入れ替えを事前には決めていないイメージがありますね。多くの人が「◯◯相手ならこう入れ替える」と決めてたりしますが。

八十岡「だって、相手のデッキが全部同じ構成なわけじゃないからね。サイドボードも全然違うし。相手のプレイスタイルや、相手のサイドボーディングを読んでこっちも変えたりするから、グランプリやプロツアーでも一定ではないよ。」

(中略)

――メタゲーム読みとかはするんですか?

八十岡「メタゲーム読みみたいなことは基本的にしないね。どんな時でも『環境最強のデッキ』を目指してるから。」

(中略)

――なるほど。ということは、普段のマジックでは構築戦自体もそもそもあんまりやらない?

八十岡「そうだね。基本的にはグランプリとか、そういう明確なターゲットがあるときにやるのであって、あとは基本的にリミテッドだね。」

――それはどうしてですか?

八十岡「短期的に勝ちたいなら構築の練習で良いけど、本当にマジックが上手くなりたいなら、リミテッドをするしかないからね。」

(中略)

八十岡「特にシールド戦なんかは盤面やマリガンの判断だけでなく、デッキ構築の基礎力もつくからね。一番基礎力の差が出る環境だと思うよ、シールド戦は。構築戦だと、例えばコンボデッキをいくら回しても、『コンボデッキが上手く回せる人』にしかなれないからね。とりあえずその時勝ちたいだけならそれでも良いけど、基礎力をつけたいならリミテッドだね。」

――基礎力がつけば、マジックが上手くなると。

八十岡「マジックの基礎を覚えておけば、環境が変わっても応用が効くからね。環境特有の情報を覚えたとしても、環境が変わったら強さがリセットされちゃう。長い目で見たら、基礎力をつけていくのが一番じゃないかな。」

――ということは八十岡さんの今を支えているのも、基礎力ですか?

八十岡「そうだね。『遊び』の時代にドラフトをはじめとしたリミテッドを死ぬほどやってたから、その蓄積じゃないかな。その時につけた基礎力が、今も活きているのは間違いないね。」

(後略)



いかがでしたか?

遊戯王でリミテッドはあまりポピュラーな遊び方ではないかもしれませんが、「基礎力」という部分には共感していただけるのではないでしょうか

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